実家を出たら、まず賃貸を探そうと思っていた。
でも、ある夜ふと計算してみた。「月8万円の家賃 × 12ヶ月 × 20年 = 1,920万円」。これが完全に消えていく。手元には何も残らない。
40代に入ってFIREという言葉が頭をよぎり始めた頃、この数字が妙に気になって仕方がなかった。そして出した結論が、「買う」だった。
1. 「家賃を払い続ける怖さ」に気づいた日
40代独身がFIREを意識した時、真っ先に見直すべきは「住居費」だと気づいた。
毎月払う家賃は、払い続けても何も手元に残らない。老後になっても家賃は永遠にかかり続ける。年金だけで生活費をまかなえない時代に、住居費という固定費を一生抱え続けるリスクは、想像以上に大きい。
「このまま賃貸でいいのか?」という問いに、自分なりの答えを出す必要があった。
2. 賃貸 vs 購入、FIRE視点で実際に計算してみた
感覚ではなく、実際に数字を出してみた。
賃貸の場合、月8万円 × 20年 = 約1,920万円が消える。対して今回購入した中古マンションは1,600万円(築45年)。ローンの利息を加えても、賃貸で消え続ける金額との差は歴然だった。
FIREの本質は「支出を下げて、資産収入で生活費をまかなうこと」だ。ローン完済後は住居費が管理費と修繕積立金だけになる。この「住居費の固定化」こそ、FIRE戦略で意外と見落とされがちな強力な一手だと気づいた。
3. 中古マンションを選んだ3つの理由
理由① 新築より圧倒的に安い
同じエリアで比べると、中古は新築の6〜7割程度の価格で買えることが多い。今回購入した物件は築45年・1,600万円。新築との差額を毎月の投資に回せると考えると、中古の方がFIREへの近道だという結論に至った。
理由② リフォームで資産価値を自分で育てられる
「中古マンション購入前に読んでおいてよかったと思った一冊がこちら。リフォームの視点からも物件の選び方を解説していて、購入後の自分にも参考になった。」購入した物件は一度もリフォームされておらず、現在3社に見積もりを依頼している最中だ。正直、金額を見るのが怖い。
しかし「新築は最初からきれいだが、そこで終わり」という見方もできる。中古はリフォームという「伸びしろ」がある。壁紙一枚変えるだけで愛着がまるで違う。自分好みに育てていく感覚は、新築では絶対に味わえない。
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理由③ 電気工事士を取れば維持コストを自分で下げられる
これが個人的に一番の決め手だった。現在、第二種電気工事士の受験を計画中だ。取得できれば照明の交換やエアコン設置を自分でできるようになる。業者に頼めば数万円かかる作業が、工具代だけで済む。資格は一生使える「生きた節約術」になる。
「マンションを買ったから資格を取る」ではなく、「資格を取るためにマンションを買った」という感覚に近い。
4. リスクも正直に書く
いいことばかり書いても信用されない。正直に言うと、不安な点もある。
修繕積立金の値上がりリスク、変動金利の上昇リスク、築年数が進むにつれた設備の老朽化、売りたい時にすぐ売れるとは限らない流動性の低さ。これらは賃貸にはないデメリットだ。
特に築45年という物件は、今後の大規模修繕のタイミングや費用が読みにくい部分もある。そこは引き続き情報収集しながら対応していくつもりだ。
それでも「払い続けて何も残らない」より「払い続けて資産が残る」方を選んだ。
5. まとめ:マンションはゴールではなく、FIREへの通過点
中古マンションを買ったことで、FIREが完成したわけではない。
でも住居費という「最大の固定費」に目処がついたことで、投資に回せるお金と気持ちの余裕が確実に増えた。1,600万円という現実的な価格で、20年後の自分への投資ができたと思っている。
40代独身がFIREを目指すなら、賃貸か購入かの議論より先に「住居費をどう固定するか」を考えてみてほしい。
次回は、実際のリフォーム業者3社の見積もり結果と、その衝撃の差額を公開します。


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